韓国の伝統茶は約2000年の歴史をもつ韓国を代表する文化の一つで、韓国人は常にお茶に親しみながら生活してきた民族といえます。特に伝統茶を好んで飲みましたが、三国時代末期(約1100年前)、中国(元の時代)から仏教文化が入ると同時にお茶の木が導入され正式に「お茶」を楽しむようになりました。この頃からさまざまな種類のお茶を作り、お茶の文化も発達しましたが、朝鮮時代には仏教の衰退とともにこのような文化が衰えはじめ、代わりにシッケやスジョングァ(水正果)などの飲み物が発達しました。現代に入り、韓国のお茶文化は1960年代に復興し、70年代・80年代を経て量的にふくれあがり、同時に中国や日本の影響を受けました。現在、緑茶や高麗人参茶、ハトムギ茶、柚子茶などさまざまな伝統茶が韓国人に親しまれています。
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