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カンガンスルレ
女性の民俗遊び
ガンガンスルレカンガンスルレは歌と踊りが一つになった女性の遊びで、主に全羅南道の海岸側の地域で秋夕(陰暦8月15日)を前後する月夜に行われました。
カンガンスルレは海岸で戦が起こったとき、敵軍に自分たちの兵士数の方が多いということを知らせる戦術に由来していると言われています。文禄・慶長の役(1592~1598)では、当時の水軍統制使である李舜臣(イ・スンシン:1545~1598)将軍が敵軍と対峙するときや、敵軍が海岸に上陸するのを監視するために、その近隣に女性を数十人ずつ集め、海岸地帯の山に登って火を焚き、その周りを回りながら「カンガンスルレ」を歌ったと言います。
一般的には原始時代にさかのぼり、1年の内で一番月が明るい月夜に祭りを行い、その時に歌い踊った風習から始まった民俗遊びだと考えられています。ガンガンスルレは女性たちの遊びが少なかった頃、女性の強さや気性を示す遊びとして発達したもので、韓国の情緒が美しく表現されています。
 
カンガンスルレのやり方
ガンガンスルレ
まんまるで明るい月が昇り始めると、女性たちは手に手をとりあい、右手を前の人と左手を後ろの人とつなぎ、右方向に回りながら丸い円を描きます。美しい声の女性が一番前でまず先に歌い、他の人は一緒に「カンガンスルレ」の歌を歌いながら踊ります。歌詞に決まったものはなく、歌う人が即興で作り歌います。始めはゆっくりとした調子ですが、だんだん歌が速くなるにつれ踊りも速くなり、最後には跳ぶような動作になります。

カンガンスルレの形態は様々で、丸い円を描きながら踊り、興にのってきたら真ん中に一人が入り踊りを踊る「クサガメ遊び」、一番前の人が先導しながらカタツムリのように円の中にくるくる巻きながら入り、その後方向を変え内からほどくように出て行く「むしろ巻き」など形を変えながら遊びます。これらは決まった順序があるのではなく、先導する人によってどんな風にも変えることができます。ガンガンスルレは終始休まずに歌い踊ることで、活気みなぎる空間をつくりだします。
カンガンスルレは韓国では1966年に重要無形文化財に指定され、2009年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。